夫は英語の文法のまま、日本語にしてしまうことも多い。
例えば、英語では必ず最後につける言葉も日本語ではおかしかったり、英語で同じ言い方なのに日本語はたくさん種類がある。
ある日突然また面白いこと言い出した。
「この、人、かっこいい!! かわいい、も!!かわいい、も!!」
「なによ、かわいい、も!!って?」
「Cute tooだよ。 Too!!」
「日本は最後に(も)つけないんだよ」
「なんでよ?」
「なんでも!」
「あ~~~!!最後にも、って言った! も、って言った!」
「その(も)は、その(も)じゃないの!」
「じゃあ、その(も)はどの(も)? 」
もう、なにがなんだかわかんないよ。
やっとTooは最後につけないとわかったようだが、しばらく忘れて使っていた。
「おいしい、も!」
「高い、も!」
いきなり付け足される(も!!)はかなり面白い。
日本語のスラングは落とし穴がいっぱいある。
子供が小さかった時、目はおめめ。 手はおてて。と言っていた。
「おてて、洗おうね」というふうに。
なので、夫も
「おめめ赤いよ、眠いねー」なんていう風に使っていた。
そして、ある日息子の髪が乱れているのを見た夫は大きい声で
「おけけが!おけけがぐちゃぐちゃだよ!!!」
夫よ、それは違う方の毛だな。
「おけけは、アンダーヘアーのことだよ」
「な!なんで?? 手をかわいく言うとおてて、目を可愛く言うとおめめ。なーんでおけけだけいやらしいですか??」
そうだね、不思議だね。
かわいい赤ちゃん言葉が、なぜにいやらしく変化していったのか。夫はどうしても納得行かないのだった。
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